HSP気質があると職場に馴染めないと言われる理由って、何だろう?
馴染むためにはどうすれば良いの?
HSPな人が退職する理由ってどんなのがあるの?
こんなお悩みを、HSP気質に悩まされ、かつて仕事で絶望を味わった私が解決します。
- 繊細さんが職場に馴染めない3つの大きな理由
- 繊細さんが職場に馴染むためにできること
- HSPな筆者の退職理由
しょーきち
▶Twitter|@SHOKICHI_SUB
HSPの仕事問題。
「どうにもこうにも職場に馴染めない」という思いは、働ければ働くほど強く感じて、つらいんですよね。
かつて私もそうで、働く時間がとてつもなく長く感じられたことも…。
解決に向けて、一緒に考えていきましょう。
読み終える頃には、HSPが職場に馴染むことについて、上手く整理できていますよ。
繊細なHSPが職場に馴染めない理由
- 周りの人の目線や心情に敏感に反応する
- 職場の雰囲気や人間関係に疲れる
- 仕事内容が合っていなくて自信を無くす
大きく3点、ご紹介します。
周りの人の目線や心情に敏感に反応する
話していると、相手がどのような心情でいるのか、手に取るように分かるんですよね。
発言内容がどれほどポジティブなものであっても、表情が少し曇っていたり、声の調子がいつもと違っていたり。
そのため、気を遣ってしまって話す言葉がみつからなくなってしまったり、考え込んでしまうこともあります。
嫌でも取り込んじゃうんだもんね…。
また、周りの人が自分の仕事ぶりをどう感じているのか、評価しているのかも敏感に感じ取るので、気になりがちです。
相手からの悪意が感じ取れてしまう場合はもちろん、そうでなくとも、些細な発言で傷ついてしまうことがあるんですね。
職場は、家の次に長時間滞在する場所。
余計に気になってしまうんですよね。
職場の雰囲気や人間関係に疲れる
人が集まる環境であれば、同調圧力は必ずと言って良いほど感じるんですよね。
- 残業はもちろん、
- 忘年会や歓迎会などの呑み会、
- 些細な雑談まで…。
強く自己主張するのが得意ではないので、その場の雰囲気に上手に抗うことが出来ません。
スパっと断る人、凄いよね…。どんなメンタルなのかって思う。
また、色々な立場の人の心情をくみ取れるため、複雑な社内の人間関係の間で板挟みになってしまうこともあります。
人間関係が濃くなればなるほど強く、周囲の人の心情も自分のことのように感じられて。
そのため、困っていたり悲しんでいる人が近くにいると落ち着かず、仕事が手につかなくなることも。
会社における人間関係は、パワーバランスもあり非常に複雑。
八方美人のようにもなりがちです。
仕事内容が合っていなくて自信を無くす
いま、どのような仕事をされていますか?
- 営業
- アパレルの接客
- 営業事務
- スーパーのレジ
- 事務系総合職
- 経理
- 学校の先生
- デパートの受付…。
いずれの仕事でも、ある程度の技能と経験をもち、自信を持って日々働けているならベストです。
でも、いつもそうはいきませんよね。
「あ!今日はめちゃめちゃ調子が良いぞ!」なんてテンションが上がる日、両手で数えるほどしかないかも…
「仕事が圧倒的にデキる」人であれば、職場の人たちからは一目置かれます。
そういった場合、馴染むかどうかはあまり問題にならなくなるでしょう。
何でも許されちゃう人って、ごく少数だけどいるもんね。「キャラクター」とかもあるのかもしれないけど。
でも、職場に馴染めないことが気になるのであれば。
仕事の内容自体もうまくハマっていない可能性があります。
ハマっていないからミスをして自信を無くし、またミスをして自信を無くす…。
負の無限ループを起こしやすいんですね。
これは決して能力の問題ではなく、仕事との相性の問題にすぎません。
HSP気質をもつ場合、相性の良い仕事はどうしても限られてくるので、職場に馴染めないのはある意味当然とも言えます。
筆者の場合…
学生時代にはいくつもアルバイトを経験してきましたし、社会人になってからも転職経験があります。
いずれも職場に馴染みきれなかったことが、退職の一番の原因だと感じています。
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HSPの適職は事務職?フルタイム勤務と電話対応が無理なら要注意
HSPが職場に馴染むために出来ること
馴染めない理由には検討がつきましたね。
さあ、そこからどうするか。
今の職場が気に入っているのなら、馴染むためにできることをやってみたくなるかもしれません。
例えば、
- HSPであることを職場に伝えて理解を得る
- 仲の良い人を身近に1人つくって、そこから少しずつ輪を広げていく
- とにかく仕事を必死に頑張っている姿をアピールする
などが考えられます。
ただ、正直なところ、こういった行動はやや効果が薄いのではないかと感じていて…。
というのも、ただでさえ「馴染めない」と感じている環境に食らいついている状況です。
圧倒的に他の人よりも時間がかかることが予想されますし、頑張っているうちに疲れ果ててしまう恐れがあります。
なので、馴染むように努力を続けて疲弊するよりも、仕事自体を見直しましょう。
環境を移すのにも勇気は必要ですが、いとも簡単に良い方向に一変する可能性を秘めています。
頑張り続けること自体は、とても立派なことですが…。
▼今や、転職は当たり前の時代です。
HSPで仕事が続かない時の対策まとめ。転職は繰り返してナンボです。
私の場合、アルバイトで居酒屋の店員をやってみたことがあるのですが、全然向いていませんでした。
それでも、およそ1年働き続けたのですが状況は好転せず…。
のちに家庭教師やパソコンでの事務仕事をして、
こんなにも働きやすさが違うのか
と、衝撃を受けた覚えがあります。
試行錯誤して、勇気を出してみて良かったと、心底思いました。
- どんな仕事内容で
- どんな雰囲気の社風で
- どんな人が働いているのか。
環境を変えると、これらが一変します。
自分を無理に適応させようとするより、ご自身に合った環境を探してみましょう。
適職の探し方については、こちらも参考にしてみてくださいね。
▼一度、働き方とじっくりと向き合ってみましょう。
【HSPの仕事革命】理想の働き方に合う適職と探し方まとめ
まとめ|職場に馴染めない理由はたくさん。無理に適応させる必要はありません。
HSPが職場に馴染めない理由は、大きく3点ありましたね。
- 周りの人の目線や心情に敏感に反応する
- 職場の雰囲気や人間関係に疲れる
- 仕事内容が合っていなくて自信を無くす
そして、これらを解消するためにあれこれ策を講じるのも1つですが、「ほどほどにしておきましょう」というお話でした。
それで疲れ切ってしまっては元も子もありませんから。
なにより、仕事のために、無理に自分を変えようとしなくて良いんです。
HSPなあなただからこそ得意なことも、意識していないだけで実はたくさんあるんです。
適切に探せば、きっと出会えますから。
私は、応援しています。
様々な可能性を探るため、天職について腰を据えて考えてみましょう。はじめの第一歩は、転職サイトやエージェントへの無料登録から。
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