
こんにちは!
しょーきち(@SHOKICHI_DJ)です。
本記事では、
- ムーミン谷の住人「スナフキン」のミニマリストっぷりが知りたい!
- ミニマリストとして知られるスナフキンの残した名言にはどんなものがあるの?
こういった疑問を、ミニマリストとして過ごすことで、圧倒的に快適な生活を送れるようになった私が、解決します。
読み終える頃には、スナフキンが「ミニマリストの憧れ」とも言える理由が理解できていますよ。
特に幼い頃に目にされた方、多いのではないでしょうか。
トーベ・ヤンソンの名作「ムーミンシリーズ」より。
味わい深い発言に基づきながら、スナフキンのシンプルな生きざまに迫ります。
スナフキンは生粋のミニマリスト!


ムーミンの仲間の中でも、ずば抜けた人気を誇っていますね!
緑色の服を全身にまとい、特徴的な帽子をかぶっている姿はお馴染み。
実は、人間ではなく、トロールの仲間。妖精なんです。
スナフキンと言えば、どんな言葉が思い浮かびますか?
- 自然
- 音楽
- 詩
- 旅
- 孤独
- 自由 etc...
いずれの言葉も、どこか厭世的で、芸術的。
春から夏にかけてはムーミン谷で過ごしますが、その他の時期にはフラリと一人旅へ出かけることも。

まさに自由人。
持ち物を増やさず、身軽に、自分らしく。
自由気ままな生活を送っているんです。
モノへの執着がなさすぎる

スナフキンがミニマリストであると言われる最たる理由は、その「モノへの執着のなさ」でしょう。
次の発言に、考え方が凝縮されています。
なにかを手にいれようと思ったとたんに、めんどうなことがおきるものさ。どこへいくにも、よっこらしょと、そいつをかついでいくんだぜ。ぼくは詩にするだけでいいや。そのほうがずっと気がきいてるからね。
出典:ムーミン・コミックス14 ひとりぼっちのムーミン

「旅」をこよなく愛するがゆえに、想いも強そうですね。
モノを手に入れることを考える。
ただそれだけで、あらゆる「面倒事」が生じるんですよね。
モノを手に入れる労力もそうですし、何にするかを選ぶのものそう。
さらには、その手に入れたモノを運び保管する手間まで増えて…。
▶参考|ミニマリストのモノ選びの基準|お気に入りに囲まれて生きよう!
でも、スナフキンは頭でこのことを考え導き出したわけではなさそうです。
スナフキンにとっては、どうしてみんなが持ち物をやたらに欲しがるのか、わけがわからなかったからです。スナフキンときたら、生まれたときからきている古シャツ一枚で、すみからすみまで幸福だったのです。
出典:たのしいムーミン一家

まさに、生粋のミニマリスト。
ミニマルな思考回路が染みついているんですね。
そんな中、スナフキンが唯一大切にしていると言えるのが、ハーモニカです。
これだけはいつ何時でも手放さないほどで、まるで分身のよう。
でも、それほど大切にしているハーモニカですら、人に長時間貸してあげることもあるんです。

モノへの執着のなさ、徹底していますよね!
「1人時間」を愛しながらも大切にする「仲間との関係性」

スナフキンは、ただひたすらに自由です。
気の向くままに旅へ出かける時には、誰にもそのことを告げないことも。
出典:ムーミン谷の十一月
「ぼくのさがしているのは、おせっかいされないことさ。」
人に縛られたくはないし、人を縛ることもしたくない。
そんな考え方なんです。

モノより人間関係の方が、縛る力は強いもの。
1人の時間を大切にするのは、なかなか難しいんですよね。
でも、ムーミンはそんなスナフキンのよき理解者にして大親友とも言える存在。
そうした気の置けない仲間の存在が、時に心を支えてくれるんです。
スナフキンは、ムーミン一家がこいしくて、たまらなくなりました。ムーミンたちだって、うるさいことはうるさいんです。おしゃべりだってしたがります。どこへいっても、顔があいます。でも、ムーミンたちといっしょのときは、自分ひとりになれるんです。
出典:ムーミン谷の十一月
信頼できる仲間がいるから、1人になれる。
逆説的ですが、仲間の存在の大きさが分かる一節です。

実は「孤独」と「1人でいる」って全然違いますもんね。
スナフキンは決して孤独ではありません。
▶参考|ミニマリスト夫婦の二人暮らしが円満な秘訣!部屋の間取りは重要か。
自分にとって大切なモノを守り抜こうとする姿勢

スナフキンは、文句を言うことはあっても、大抵のことは受け流せるタイプ。
それでも、自分の中での「基準」というものは確実にあって。
立ち入り禁止とか、境界とか、閉鎖とか、しめだしとか、ひとりじめをあらわす感じのことばは、なにがなんでも、スナフキンは大きらいなのです。
出典:ムーミン谷の十一月
許せないものに対しては、徹底して対抗する過激な側面もあるんです。

ミニマリストはこだわりが強いですから。
そして、そのこだわりゆえか、繊細さゆえか、哲学的な言葉も残しています。
なぜみんなは、ぼくをひとりでぶらつかせてくれないんだ。もしぼくが、そんな旅のことを人に話したら、ぼくはきれぎれにそれをはきだしてしまって、みんなどこかへいってしまう。そして、いよいよ旅がほんとうにどうだったかを思いだそうとするときには、ただ自分のした話のことを思い出すだけじゃないか。そういうことを、どうしてみんなは、わかってくれないんだ、と。
出典:ムーミン谷の仲間たち
要するに、
- 旅での経験を人に話すと、「実体験」は「話した内容」とすり替わってしまう。
- いざ自分だけで旅のことを思い出そうとしても、その「人に話した内容」だけが思い出されてしまう。
- つまり、「実体験」が消え去ってしまう。
こういうことです。
旅の思い出を自分だけのものにしておきたい。
これは執着というより、自分自身を最大限に楽しませ、癒すために必要なことなんですね。

この気持ち、とてもよく分かります。
記憶って、言語化した内容に縛られ左右されますから。
自由を愛し「自分らしく生きる」姿はミニマリストの憧れそのもの

最後に、スナフキンが「ミニマリストの憧れ」そのものである理由をご紹介します。
出典:ムーミン谷の夏まつり
そうかい。たいせつなのは、じぶんのしたいことをじぶんで知ってるってことだよ。
おまえさん、あんまりおまえさんがだれかを崇拝したら、ほんとうの自由はえられないんだぜ。ぼく、よく知ってるがね。
出典:ムーミン谷の仲間たち
他人を崇拝し流されることなく、明確な「自分の基準」を持っている。
それが、スナフキン自身が愛してやまない「自由な生活」の根幹なんですね。

納得です。
▶参考|ミニマリズムの本質は「自分基準の追求」にあり。効果絶大です。
そして、そうした姿勢が突き詰められると…
ただ、だまってすわっていて、それで、だれよりももの知りなんです。スナフキンのいうことは、なんでもすてきにきこえるし、ほんとうだという気がします。
出典:ムーミン谷の十一月
結果として、人から好かれ、尊敬されていくんですね。

スナフキンのことを崇拝してしまいそう。
以上が、スナフキンがシンプルライフを送る秘訣です。
もし良かったら、下記も参考にしてみてくださいね。
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