ミニマリストは物欲がないって言うけど、一体どんな風に物欲と付き合ってるの?それに、「物欲がない」ときくと不健康そうだけど、大丈夫なのかな。
こんなお悩みを、ミニマリストとしてシンプルで快適な生活を送る私が解決します。
- 「ミニマリストには物欲がない」の真実
- 物欲がないメリットとデメリット
- 物欲との適切な付き合い方
しょーきち
▶Twitter|@SHOKICHI_SUB
- しがらみに縛られ失敗し続けた過去
※一人暮らしで汚部屋を卒業し好転
- 心穏やかで快適な生活を追求中
※持ち物は1軍のみ!各種改革を断行
- 夢に向けて突き進む充実した日々
※自分の「好き」を最優先に!
ミニマリストとは切っても切り離せない、「物欲」。
とてもシンプルに思われがちな欲求ですが、扱い方を間違えると、思いもよらぬ方向へ…。
適切な付き合い方を、一緒に考えていきましょう。
「ミニマリストには物欲がない」は半分本当
ミニマリストには「物欲がない」と思いますか?
結論を言うと、これは半分本当であり、半分は本当ではありません。
なぜなら、
- ミニマリストといえども全く持ち物がない人などいない
- お気に入りのモノを厳選して持ちたいと考える人が非常に多い
からです。
ミニマリストでない人と比べて物欲がないというのは真実だと思いますが、意外と、物欲はあります。
特に、こだわりの強い分野に関しては、ミニマリストでない人より圧倒的な「欲」にまみれているかもしれません。
そうなの!?
例えば…
- 美容好きなら、厳選したプチプラ高級混ぜ合わせの化粧品セット
- 音楽好きなら、それなりに値の張る楽器やDJセット
- 掃除好きなら、高級な自動お掃除ロボット
- 健康に気を遣う人なら、こだわりの食材や寝具
- それら大事な「モノ」を適切に管理していくための環境づくり
等々…。
「自分の好き」という感情や「自由な時間を生み出す」ために必要なモノ、「お金を生み出す」ために必要なモノについては、非常に貪欲なんです。
一方で、新たなモノを得る際にはしっかりと用途をおさえて心の底から納得しているので、いわゆる「無駄な」モノは全然増えません。
ミニマリストは「足るを知る」状態にあるので、物欲がない(ようにみえる)んですね。
もちろん、かなり人に依存するところですが…。一般的な物欲のあるなしで言うと、半分本当で、半分は本当でないんですね。
ミニマリストが語る「物欲がない」メリットとデメリット
物欲がないことには、メリットもたくさんあれば、実はデメリットもあるんです。
- 余計なモノに煩わされる機会が減る
- モノにお金と時間を奪われない
- 掃除の労力が省ける
- 大切なモノが浮き彫りになる
- 環境に優しい
- 自分の価値観の外にある「豊かさ」に気づきづらい
- 他者の喜ぶ感覚を共有しづらくなる
- 「我慢」に変化している恐れがある
たくさんあるね。
デメリットについても、語ります。
メリットについて
もう、言わずもがなですね。
メディアの広告に踊らされることもないし、人から何かもらうときですら、慎重になりがちです。
自分の基準に当てはまらないモノは求めず「本当に欲しいモノ」にだけ焦点を当てられること。
これにより、時間もお金も労力も消耗することがないんです。
デメリットについて
問題はこちらですね。盲点となりがちな点が、実はあるんです。
3点あります。
自分の価値観の外にある「豊かさ」に気づきづらい
「物欲がない」状態が続くと、どうしても興味の薄い分野の新商品などの情報が頭に入ってこなくなります。
下世話なゴシップニュースの記事をじっくり読み込むことがないように、「自分基準で」不要だと思ったことには鈍感になりがちなんですね。
それゆえ、いわゆる「セレンディピティ」=「意図せず素敵な偶然や運をつかみ取ること」が失われる恐れが出てきます。
不要だと言ってしまえば、それまでなんですけどね。
他者の喜ぶ感覚を共有しづらくなる
これも上記と似ていますが、例えば100円均一の商品を思い浮かべてみましょう。
「ゆで卵つくり器」って、必要ですか?
ミニマリストは、おそらく誰も持っていません。あまりに用途が限定されているからです。
でも、世の中にはそれを求める人がたくさんいて、素敵な笑顔を生み出しているのも事実。
そうした喜びの奥底にあるものって、やっぱり実際に体験する以外には伝わらないんですよね。もちろん表面的には頭では理解できるんですが…。
「物欲のなさ」が「我慢」に変化している恐れがある
その「物欲がない」って、本当ですか?「我慢」してませんか?というお話です。
わりとストイックに物質的なモノから離れると起こりがちだと思っているのですが…。
- 「とりあえずモノを減らしていかないとな。」
- 「これ、ちょっと良いなとは思うけど、モノ増えるしなあ。やめとくか。」
昔の私はこうでした。
これって、ただ我慢を積み重ねているだけなんです。
例えば、本。
読みたいなら、買えば良いんですよ。
それなのに、「まだ読んでない本があるし…。」「本棚の本がまた増えるし…。」などと考える。
これでは本末転倒では。非常に不健全です。
その時出会った本をきっかけに、視野が広がるかもしれません。
知識は間違いなく増えるでしょう。
さらに言えば、人生が変わる可能性すら秘めていますよね。
読みたいと思った気持ちには、価値があるんです。
ここまでが、物欲のないメリットとデメリット。デメリットが強調されたようですが、そうではありません。
「物欲がない」ことで得られるものは多い一方、逆に意図せず失いかねないものがあることを忘れずに…。
お伝えしたいのは、こういうニュアンスです。
ミニマリストが語る「物欲との適切な付き合い方」とは
では、「物欲」とはどうやって付き合うのが正解なのでしょうか。
上記のメリット・デメリットを理解したうえで、経験を積むことでしか、その答えは得られないと思っています。
「適切」「正解」というのは、人によって異なりますから。
限界までモノを減らしてスタイリッシュな生活を送っている人を目にすると「かっこいい!」とも思います。
でも同時に「そこまではええわ。」と思う人もいるでしょう。
あくまでも、無理をせず、自分の欲求と向き合い続けることで磨かれていくんです。
「物欲」との適切な付き合い方を模索しよう!
ここまでで、以下のことをみてきました。
- ミニマリストには「物欲がない」ことが多いのは、「足るを知る」状態にあるからだということ
- 物欲がないことで得られるものは多い一方、逆に意図せず失いかねないものがあること
- 物欲との適切な付き合い方は、無理をせず、自分の欲求と向き合い続けることで磨かれること
今まさにミニマリストを目指している人にとっては、なかなかハードルが高いお話もあったかもしれません。
ですが、ある程度慣れてくると、ストレスは消え去っていきます。
コツは、無理をしないことです。何事も、焦ると良いことはありません。
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