悩む人「繊細さん」の気持ちを代弁してくれるような漫画、HSPならではの「生きづらさ」をスカッとさせてくれるような漫画が知りたい！
こんなお悩みを、HSP気質を持ち、生きづらさを抱えながらも、現在は快適に暮らす私が解決します。
- 「凪のお暇」で繊細さんが共感できるポイント
- 「ワカコ酒」から得られる日常への喜び
- 「ONE PIECE（ワンピース）」に潜む繊細さんの憧れ
世の中に、ゴマンとある漫画やアニメの作品たち。
なぜこれほどに好きなのか。単純に面白いだけでなく、我々の抱く「生きづらさ」を解消してくれていたんです。
「読んで良かった！」と思える作品が、きっと見つかるはず！
凪のお暇｜
HSP的な「繊細さんの気持ち」を代弁してくれる漫画
- 人に気を遣い過ぎて心が摩耗していく姿
- 抑圧しすぎて自分の感情を見失っていたことへの気づき
繊細さん界隈では有名かも！
「凪のお暇」概要
場の空気を読みすぎて、他人にあわせて無理した結果、過呼吸で倒れた大島凪、28歳。仕事もやめて引っ越して、彼氏からも逃げ出したけど…。元手100万、人生リセットコメディ!!
出典：Amazon
- 日々を平穏無事に過ごすために場の空気を読み続けることで疲弊する一方の主人公。
- 交際相手の「場の空気を読んだ」ヒドい言葉を耳にしてしまい、真に受け、過呼吸になって倒れる。
- 人生のリセットを決意。退社、引っ越し、スマホの解約…。
- 元カレと、天性の人たらしである隣人との間に挟まれ翻弄されつつ、次第に「自分」を見つけていく。
まさに「繊細さん」が主人公の数少ない作品。
ドラマ化でも話題になりましたね。
ポイント①｜人に気を遣い過ぎて心が摩耗していく姿
第1話から、刺激が強いです。
- 本当は知らない話でも、集団の顔色をみて調子を合わせる
- 会話の中での相手の反応に逐一怯え、悶々とする
- 信頼しようとしていた彼氏から受ける言葉のダメージの計り知れなさ
なんでそんなに…。
うわ、ちょっとみじめかも。
…とか。思ったりするんですが。
実はそれは、第三者からみた自分自身の姿かもしれないと思うと、やりきれなくて。心が痛むんです。
私自身、今でこそ自然体で過ごせる時間が圧倒的に増えましたが、時折、過去の自分の姿が頭をよぎるんですよね。
空気を読むことで友人もできたし、うまいこと乗り越えられた困難も沢山ある。
それでも、どれだけ無理をして心に傷を負っていたのか。
そのことを自覚させられるんです。
ああ、つらい。
救いなのは、そこから仕事も交友関係も、家もSNSも、全てをリセットする主人公の潔さ。
髪の毛の手入れすらも手放して、完全に自然体になって、解き放たれていくんです。
自分の身を置く世界は、自分の決意一つでこれほどにまで変わるのか！
人生が圧倒的に好転していくサマは、なかなか動き出せない私にとってとても魅力的で、まぶしく映りました。
ポイント②｜抑圧しすぎて自分の感情を見失っていたことへの気づき
主人公が引っ越した先の隣人は、天性の人たらし。
他人との境界線は、あってないようなもの。
そこに踏み込まれた主人公は、もはや「なすスベ」もなく、「恋？」へと落ちていきます。
スルっと落ちていったね。
そこに警戒心や踏みとどまる気持ちはあるのですが、「自分の感情」に素直になるシーンも多数。
これまでの会社での振る舞い方も、元カレとの関係性でもそうですが、
どれほど感情を抑制して「頭でだけ」考えて動いてしまっていたのかが明確になっていきます。
でも、分かります。
感情を出すのが、怖かったりするんですよね。
もちろん、頭で考えるのは大切なこと。
ただ、理性に頼りすぎていると自分の感情を見失い、何をしていても「本当の自分でない」ような気がしてしまうんですよね。
感情や直感に身を任せて動いてみるのも、自分をよく知り「自分らしい幸せな時間」を少しでも増やすためには大切なこと。
それを少しずつ理解し、実際にやってみてどう感じたかを味わう。
そして少しずつ成長していくんですね。
なるほど…！
この過程はとても勇気のいることですが、周りの空気を読んで自分を抑圧しがちな人には、必須のステップなのだと感じました。
この漫画では、こうした一連の流れを劇的なまでに体感することができます。
ワカコ酒｜
刺激の多い日常の中で些細な楽しみを堪能する「喜び」が溢れている漫画
- とにかく楽しい「独り呑み」の世界
- 日常を振り返り「明日への活力」が湧いてくる！
酒のみにはたまらない作品です！
「ワカコ酒」概要
村崎ワカコ26歳。酒飲みの舌を持って生まれたがゆえに今宵も居場所を求めてさすらう女ひとり酒。あなたの隣にいるかもしれない、おひとり様仕様の呑兵衛ショート♪
出典：AMAZON
- 平凡なOLの日常生活の中での唯一とも言える楽しみが、酒を呑み、つまみを堪能すること。
- 素晴らしい「嗅覚」をもってして、日々様々な店を開拓していく。
- 行きつけの店を持つことの嬉しさ、丹精込めてつくられた一品一品を味わうことの素晴らしさ。
- 何よりも、その呑みっぷりと食べっぷりの美味しそうなこと！
知る人ぞ知る。ハマれば後戻りできません。
実写ドラマも最高に味わいがありますよ。
私は全部観ました。
ポイント①｜とにかく楽しい「独り呑み」の世界
仕事で疲れた帰り道。
気になった店にふら～っと寄り道をするのって、それだけで楽しいんですよね。
それも、誰かと一緒ではなく、1人きりで。
どこに寄るのも、何を呑むのも、何を食べるのも、どれだけ食べるのも、その場で何を考えるのかも、全てが自由。
究極に贅沢な時間なんです。
1人だと、誰に気を遣う必要もないからね！店に入るのに勇気がいる場合もあるけど…。
しかも、作中に登場する酒とつまみの美味しそうなことと言ったら。
読めば、「もう次の呑みのつまみはコレにしよう！」って思ってしまうほどなんです。
枝豆、じゃがバタ、エビマヨ、アスパラの串揚げ、アジのなめろう、卵焼き…。
もうたまりません。
お酒は体に悪い面ばかりじゃないんですね！
精神を豊かにしてくれます。
ポイント②｜日常を振り返り「明日への活力」が湧いてくる！
仕事やプライベートに関する悩みは尽きないもの。
それでも、美味しい酒とつまみがあると、自然と脱力し、
- トラブルのあった相手との関係性を見つめなおしたり
- 自分にも至らぬ点があったと反省したり
- 今後の人生の方向性を考えなおしたり
実に色んなことを考える「活力」が湧いてくるんです。
それは明日を生きる力として、確実に役立っていくもの。
読んでいるだけで、ものすごくポジティブな気持ちになれるんです。
1話1話も短めなので、サクっと気分転換ができますよ。
金曜日に、お酒を片手に読むのもオツです。
ONE PIECE（ワンピース）｜
信念に従い「自由」を求めて突っ走る！繊細さんの「理想」が詰まった漫画
- 多様性への純粋な理解に溢れる「残酷で優しい世界」
- まぶしいほどの夢と希望と自由さ
昔からの大ファン！終わってほしくない！
「ONE PIECE（ワンピース）」概要
時は大海賊時代。いまや伝説の海賊王G・ロジャーの遺した『ひとつなぎの大秘宝』を巡って、幾人もの海賊達が戦っていた。そんな海賊に憧れる少年ルフィは、海賊王目指して大いなる旅に出る!!
出典：AMAZON
- とある村に住む少年は「憧れの人」に出会い、不思議な能力を手にし、海賊王になることを目指す。
- 10年後に出航。様々な出会いや出来事を乗り越え、みるみるうちに力をつけ、名を挙げていく。
- 世界中を巻き込む争いに首を突っ込み、挫折を乗り越え、ひたすらに突き進む。
- 注目すべきは魅力に溢れるキャラクターと世界観。散りばめられた驚きの伏線は、良質共に世界一とも。
言わずと知れた「世界一の漫画」です。
ポイント①｜多様性への純粋な理解に溢れる「残酷で優しい世界」
ワンピースの世界には、これでもかというほどに「個性的で変な人」が登場します。
- 常にポジティブで楽観的すぎる全身ゴム人間
- 人との「小さな」約束を守るために「死」をも恐れない剣豪
- バレリーナの格好で「おかま道」を追求する人情にアツく憎めない男
- 世代を超える深い憎しみを背負った様々な種類の魚人
- 親に捨てられグレながらも恩人のために人生を賭けた全身サイボーグ人間
- 動物との約束を守り続けるスジの通った楽しい「一度死んだ」喋るガイコツ
それこそ、挙げだしたらキリがありません。
そして、平和な場所もあれば、暴力が蔓延している場所も、政府からも見放された場所も。
世界観全体としては、力が全ての残酷な世界とも言えます。
海賊の物語ですから。
たしかに、ポップな展開や笑いの要素も多いけど、考えれば考えるほど残酷かも…。
でも、色んな場所で生まれ育ち、生き抜いてきた彼らは、心根が優しく、純粋に「多様性」を受け入れています。
もちろん、倫理的におかしいこと、道理に反したことはハジかれますが、「人同士」の付き合いは強固なもの。
ちょっと見た目が変わっているとか、考え方が人と違うとか、そんなことは「些細なこと」なんです。
「何でもアリなんだ」と気がラクになるかも。
信念をもって頑張る人のことを全力で応援するし、無様な姿を見せても決して笑わない。
そんな仲間と過ごす日々は、本当に幸せそうで、羨ましくもあります。
ポイント②｜まぶしいほどの夢と希望と自由さ
主人公の夢は「海賊王になる」こと。
この世界の中では、この発言をする者は「大バカだ」と笑われるほど「大それた」「難易度の高い」ことなんですね。
でも、主人公からしたら「幼少期からの夢」。
恩人と約束した「純粋な夢」なんです。
アツい…！
それを「自分にはできない」などと微塵も思わず、ひたすら突き進む。
夢を叶えることが、決して簡単ではないことも学んでいく。
大きな挫折も何度もする。
それでもあきらめずに、仲間の力を借りながら、着実に夢の達成へと近づいていくんです。
これほど贅沢なことがあるでしょうか。
繊細さんは「自分の夢」があっても、自信が無かったり他人にどう思われるのが気になって、人に伝えることも難しいもの。
主人公のこのまっすぐで自由な姿をみていると、言葉にすると稚拙にきこえますが「希望」や「勇気」をもらえるんです。
これだけ自由にできたら楽しいだろうなって、何度も思います。
まさに笑いあり、涙あり。
読んでいて、ひたすら爽快なんですよね。
読んでみたい漫画はありましたか？
ここに挙げたのは、あくまでも私が感銘を受けた漫画たちです。
どれも全力でオススメしますが、合わないものもあるかも。
漫画に限らずですが、自分を投影できるような物語に触れると、心が軽くなりますよ。
ぜひ、あなたに合う作品を見つけ出してみてくださいね。
動画配信サービスも便利ですよ。
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大切な人が悩んでいる場合も、ぜひ。