
HSPで集団との関わりには苦手意識があるけれど、大学生活を楽しいものにしたい!HSPならではのコツってあるのかな?
こんなお悩みを、HSP気質で生きづらさを抱えながらも、現在は快適に暮らす私が解決します。
大学生活中には様々に思い悩みながらも、振り返れば充実した時間を過ごしてきました。
- 大学生活を充実したものにするためのコツ
繊細で敏感な気質をもつHSPだからこそ、大学生活には様々な困難があります。
でも、せっかく頑張って入った大学。
あとから悔いのないよう、充実したものにしたいですよね!
その秘訣を、お伝えします。
良いと感じたものについては、なるべく早く実践してみてくださいね。
HSPの大学生が大学生活を後悔なく充実したモノにする秘訣
7つの秘訣をお伝えします。
HSPな私だからこそ、たくさんのことを感じてきました。
秘訣①|本音が話せる友人をつくる

1人でも、2人でも構いません。
勉強に行き詰った時、個人的な悩みを抱えた時、何かトラブルに巻き込まれた時。好きな人が出来た時。
本音が話せる友人がいるだけで、「大学」という場所全体が、180度変わります。
逆に、もしいなければ、圧倒的に孤独感を感じるシーンが増えてしまうことでしょう。
これは小学校、中学校、高校でも同じだったかもしれませんが、大学の方がクラス単位での活動が圧倒的に少なくなるぶん、顕著です。
でも、そんな友人をつくるのって難しい。
どうすれば。
そう思うかもしれませんね。
本音の話せる友人をつくるためには…
広く様々なコミュニティに触れておく
これが有効です。
アルバイトでも、サークルでも、地元の友人でも、他学部の友人でも。
色んな人の集まりにふれておくことで、
「あなた自身と気の合う人」や「あなた自身と気の合う集団」
が知れて、本音を話せる人に出会う可能性が上がるんです。
もちろん、様々なコミュニティにふれてみたからって、ずっとそこに所属する必要はありません。
最初こそ少し勇気が必要だったり疲れたりすることが多いでしょうが、ほんの1日単位でも様々なコミュニティの姿を体感することで、その後が大きく変わる可能性があります。
このようにして、何とか早い段階で「本音を話せる友人」をGETしておきましょう。
秘訣②|「ボッチが普通」を理解する

便所飯。
この言葉を最初に聞いた時は衝撃的でした。
お手洗いの個室で、お昼の弁当を食べる意味ですね。なぜなら、1人でいる姿をみられるのが恥ずかしいから。
でも、お手洗いでご飯を食べるって、まあ相当に嫌ですよね。

想像するのも嫌です…
ひとりぼっちになるのが嫌だからと言って、なにもここまでする必要はありません。
なぜなら、「ボッチ」は普通だからです。
「ひとりぼっちで過ごすこと」の意味合いをアップデートしておきましょう。
大学に通う意味合いは、勉強に恋愛に知見の拡大に、様々ありますが、いずれも、「個人」が主体となって活動をする場です。
高校までのように「仲良しグループ」で過ごすことが当たり前の場ではありませんし、正直なところ、あなたが誰と過ごしていようが、誰も気にしていません。
もし仮に「ひとりぼっちで過ごしている人」をみて、からかうような人がいたとして。
その人はきっと、とてつもなく「しょーもない」人です。その時点では。
視野が狭いんですね。
だから、何も気にする必要はありません。
また、大事なことなのですが、
気の合わない人から離れる
これも実践しましょう。
ついつい、考えてしまうんです。
せっかくの縁だから
今後仲良くなれるかもしれない…
決して悪い人じゃないし…
めちゃめちゃ分かります。
でも、繊細さんにとって「気が合わない」というのは、何より重要と言っても過言ではない要素。
一緒にいる時間が安心できるものでないなら、少し距離をとって、場合によっては縁を切ってしまうのも手です。
なにより、お互いのためになりませんから。
あなた自身もそうですし、相手にも、様々な付き合いがあるはず。
何も気がねする必要はありません。

お昼ご飯も、学食で1人で食べる人は多いですよ。
好きな音楽でも聴きながら食べたら良いんです。
秘訣③|1人で可能な趣味を見出す

例えば運動サークル、アルバイト。
必ず、集団で、組織で行う活動ですよね。
多人数が絡むと、必ず「人とのいざこざ」が起こります。
HSP気質があると、人との関係性が気になってしまうシーンも多いもの。
たまになら良いのですが、「離れられる場所」を用意しておきましょう。
1人で実践可能な趣味を1つでも持っておくと、それだけで随分と気がラクになりますよ。
勉強がはかどらないときの気晴らしに、休日の過ごし方として。

社会人になってからも、大いに役立ちます。
例えば、私はミニマリストでもありますが、1人で可能な趣味をいくつかもっています。
▶参考|ミニマリストって無趣味?多趣味?実態解明と相性の良い趣味を考察!
- カラオケ
- 筋トレ
- DJ
- 映画鑑賞
ありきたりなもので良いんです。あなたが好きなら。
大学生活のうちに、いくつか見出して、夢中になれるものを見つけておきましょう。
秘訣④|1人で頑張り過ぎない

大学生活を送っていくうちに、いくつか壁にぶち当たるシーンが出てくると思います。
- 勉強が難しすぎてついていけない…
- どうにも人と馴染めない…
- 一人暮らしで病気にかかってしまった…
- お金もない…
大学によって程度は様々ですが、まず間違いなく、支援する制度が存在します。
勉強面なら、博士課程の学生さんによる「チューター」だったり、健康面なら「保健センター」のような場所が。
何か身近な友人や頼る人が誰もないような悩みは、大学に相談してみましょう。

私も、勇気を出して頼ってみたことがあります。
制度については、大学のホームページや、入学時にもらった資料に書いてあるはず。
1人で抱え込むと、解決も難しくなることもありますから。
「こんなことで相談して良いのかな?」と思うレベルで十分です。
支援が難しいなら難しいと言われるだけですから。
「寂しいので恋人をください」というような相談以外、大抵は解決へ向けて親身に協力してくれますよ。
秘訣⑤|自分1人きりで思案する時間を設ける

思案する時間を設けるというのは、「自分自身を知る」ということです。
HSP気質というのは、まだまだ研究されて日の浅いもの。
病気ではありませんが、今後も同様に、日常生活で「困難」にぶち当たる機会が出てくることが予想できます。
対人関係の中で学べることも多いですが、1人きりで自分自身と向き合う時間も、意識的にとっておきましょう。
HSP気質があれば、深く考えることは比較的得意ですし、モノによっては楽しくすらありますから。
手段としては、読書をきっかけにすると良いです。
HSP関連の書籍も増えてきましたし、HSPと明示されてはいなくても、繊細な人に相性の良い本はたくさんあります。
他にも小説、自己啓発、ビジネス書、歴史の本。何でも構いません。
あなた自身が比較的興味のもてそうなジャンルから、読んでみてはいかがでしょうか。
自分自身の考え方や気質と向き合うのは、なかなか骨の折れることでもあります。
でも、知れば知るほど奥深さが理解できますし、大学卒業後に働き出すときにも、大いに役立ちます。
少しだけ気合をいれて、1日10分からでも。お酒を呑みながらでも。
ぼんやり考え始めてみてください。
秘訣⑥|将来の仕事の仕方を模索しておく

HSP気質を持つ人は、他の人に比べて「仕事」の面での困難が際立ちます。
なぜなら、世の中の多くの仕事は「組織」で成り立っているから。
組織で仕事をこなすことで、レバレッジが効いて、個人では請け負えない大きな仕事ができるわけです。
サラリーマンはその代表例ですよね。
家族経営の会社が代々あるという方はまた話が変わりますが、その割合は低め。
意図せず集団で働かざるをえない場合も想定しつつ。
どのような仕事なら、負担が比較的少なく済むのか。
また、個人として働ける仕事にはどのようなものがあるのか。
どのようなスキルがあれば、自分の思い通りの働き方が叶えられるのか。
力を入れて、考え、調べ、実践していきましょう。

今は昔と比べて、仕事のスタイルの幅が遥かに広がっていますから。
そして、仕事については、「イメージ上の困難」と「実際に働き出して感じる困難」は全くの別モノです。
働き方について考えるのは、どれだけ力を入れても「入れ過ぎ」ということはありません。
HSP気質ではない人もそうですが、悩みを抱える人は相当多いですから。
忙しくても、後回しにしてはいけません。
▶参考|【HSPの仕事革命】理想の働き方に合う適職と探し方まとめ
秘訣⑦|気の向くまま、好きなように過ごす

大学に入学して時が経つにつれ、
自分の今の大学生活の過ごし方で、本当に良いのか。
他の人はもっと充実した日々を送っているように感じられる。
様々な考えが頭をよぎると思います。
ある程度は振り返りつつ反省しつつ軌道修正をしていくべきだと思いますが、あまり気にしすぎても良いことはありません。
「やってみたい!」と思ったことは、ぜひ挑戦してみてください。
「嫌だなあ。耐えられない。」と感じたことからは離れてください。
「しんどいけど必要だな。頑張ろう。」と思えることなら、踏ん張ってみてください。
あなたの直感は、きっと正解です。
大正解です。
考えないでおこうと思っていても、考えてしまうのがHSPですから。
気の向くまま、好きなように過ごすのも、大事なんです。
後悔のない大学生活にするという意味では、これが最も大切かもしれません。
念頭に置いておいてくださいね。
無難で気楽な大学生活を目指すのもアリ。でも…

例えば、
大学生活は「勉強」をするための環境なのだと割り切る。
これは無難かもしれません。
手の出しづらいところや、気の向かないところから完全に距離をとる。
1人で家で趣味に没頭し続ける。
それも一つの手です。
ただ、大学生活は「人間として成長する」重要な局面でもあります。
可能な範囲で様々な人と接してみて、思考の幅を広げ、様々な体験をしておきましょう。
社会人になってからでも出来ることはたくさんありますが、概ね「20歳前後」の時期は、一生で一度だけ。
その時感じた気持ちや接した情報は、あなた自身の世界を広げる種になります。

無理しない範囲で!
大学生活の一番の良さは「決まった正解がない」こと。

何より、大学生活の一番の良さは「決まった正解がない」ことでもあります。
何をしても、あなた自身が決めたことなら、正解なんです。
今はそう思えなくても、「正解」にしていくんです。
「HSPだから」と感じる局面もたくさんあるかもしれませんが、上手に付き合える方法を体得していきましょう。
頑張るあなたが後から振り返ったときに「充実した大学生活だったなあ」と感じられますように。

思い悩んだときは、人に話すのも効果的です。下記も参考にしてみてくださいね。
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