HSPな人はイライラしやすいって本当?イライラしたときにはどうやって対応するのが良いの?
こんなお悩みを、HSP気質で生きづらさを抱えながらも、現在は快適に暮らす私が解決します。
- HSPがイライラしやすい理由
- HSPがイライラを手放す「本質的な方法」
しょーきち
▶Twitter|@SHOKICHI_SUB
HSP気質の持ち主は、心穏やかな人が多いイメージですが、当然イライラすることも。
その原因は、HSPの特性の中に潜んでいました。
様々な葛藤を経て、現在では心穏やかな生活をしている私が、簡潔に解説します。
HSPはイライラしやすい?その理由は「DOES」にあった!
エレイン・アーロン博士の提唱しているHSPの定義「DOES」の考え方に沿ってみていきましょう。
イライラに繋がる要素が、たくさんあるんです。
▶参考|HSPとは繊細で敏感気質な人。定義と特徴を分かりやすく解説します。
- D:物事の考え方が複雑で、深く考えてから行動する
-
▶ほんの些細な一言から、非常に多くの思考を巡らせます。
例)書類の確認で「まあいいか。それでOK。」という上司のひとこと。
上司からすれば、色々な想定をする中で息を吐くように言っただけのこと。
この言葉で、何か問題があったのか、妥協されているのか等、悲観的なことをも考え、ストレスを溜めがち。 - O:刺激にとても敏感で、疲れやすい
-
▶日常生活の中で受ける些細な刺激で、ぐったりと疲れます。
例)休日に電車で遠出。
繁華街の人混み、道路の騒音。電車の密閉空間。
家に帰る頃には重い疲れを感じ、眠気が止まらないことも。 - E:人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい
-
▶自分とは無関係な場面でも、ひどく傷つきます。
例)会社のオフィスで繰り広げられる、ギスギスした会話。
怒りや悲しみ、呆れといった感情が手に取るように分かり、まるで落ち着かない。
自分が言われているような感覚に。 - S:五感をはじめ、あらゆる感覚が鋭い
-
▶常に刺激にさらされているようなものです。
例)自宅で過ごしているとき。
家電の機械音や近隣の家からの生活音が気になる。
コーヒーや紅茶、食べ物にも反応するので注意が必要。
こうやって一覧にすると、やっぱり大変だね…。
ほんと、そうで…。
ザっとみただけで、これですからね。
程度の差や場面は様々にあるでしょうが、当てはまる箇所が多数なのではないでしょうか。
そして、当然…
気質に起因するものなので、決して「気の持ちよう」などという問題ではありません。
だから、イライラすること自体は当たり前、なんです。
特に悪いことでもないんだよね。そもそも人間だし!
HSPがイライラを手放す「本質的な3つの方法」
イライラするのは、ある意味で「当然」のお話ということが明確になりましたね。
ただ、負の感情は可能な限りもちたくないもので…。
意識をすることで、ある程度防ぐことは可能なんです!ポイントは、以下の3つです。順番にみていきましょう。
- 自分の受ける「ストレスの原因」を明確に把握し、対応策を想定しておく
- 思考の癖を知り、自分と他人の区別を明確にする
- 生活の自由度を高め、ストレスから離れる
自分の受ける「ストレスの原因」を明確に把握し、対応策を想定しておく
ここまでで、既に思い当たるところはポツポツと出ていると思います。
…が、今一度、振り返ってみましょう!
一体何にストレスを感じているのか。人によって大きく偏りがあるからです。
上記「DOES」に沿うのも良いですし、この段階では「DOES」にこだわる必要もありません。
ご自身の日頃の生活リズムに合わせて考えてみるのも、考えやすいですよ。
- 朝目覚めたとき
- 朝ごはんを食べるとき
- 出勤時
- 会社にて
- 家事の最中 etc...
お風呂場ではリラックスできてるかも!
ちなみに…。さらに効果的な方法がありまして。
耳にされたこともあるかと思いますが、「コーピングリスト」の作成はイチオシです。
書き出して視覚化するのが大切!下記を参考にしてみてくださいね。最初の手間こそ必要ですが、破壊力抜群です。
思考の癖を知り、自分と他人の区別を明確にする
イライラを感じる要素の中でも、対人関係に起因するストレスは大きな割合を占めています。
他愛ない雑談でも、仕事のやり取りでも、人と接することはそう避けられませんから。
特に厄介なのが、「他者の発する」イライラ。
軽く受け流せたらどれほどラクか…。
頭では分かっていても、どうにもできず影響を受けてしまいがちなんですよね。
そこでカギとなるのが、「物事の捉え方」。
- 他人のイライラの理由を明確にし
- そこからストレスを感じがちな「自分の思考のクセ」を知り
- 本当はどのように他人の感情を受け取りたいのかを選択する
こういった対応で、随分と気がラクになります。
小手先のテクニックではありません。
これに関しては少し複雑なプロセスを踏む必要があるので、下記を参照ください。
生活の自由度を高め、ストレスから離れる
様々な刺激から適切に距離を保つには、生活の自由度を高めるのが一番です。
要はストレスの原因を根元から断つ、ということですね。
- どんな人と生活を共にするのか
- どんな人となら気持ちよく働けるのか
- どんな休日の過ごし方なら過度な刺激を受けづらいのか
もちろん、一朝一夕にはいかないことも多いでしょう。
職場の人間関係なんて、そう簡単には変えられない場合が多いですよね。
どんな場面であれ、ストレスは感じるけれども、大切にしたい人間関係もあるはず。
でも、「ストレスである」と認識して、それがあなた自身の気持ちや身体に悪影響を与え続けているのなら。
離れましょう。
そして、あなた自身に合う環境に、新たに身を置くんです。
創り上げるんです。
今ストレスを感じている場所でうまいことやりくりしようとしても、消耗することが圧倒的に多いから。
生活の自由度を高めることで、何にでも対応できるようになりますよね。
▼仕事は生き方そのもの。本腰を入れて見直してみましょう。
▼生活スタイルを「あなた好み」にすると人生は激変します。
まとめ|イライラに適切に対処して、心穏やかな生活を送ろう!
HSP気質がある場合にイライラしやすい理由と、その解決案をお伝えしました。
イライラするのは、刺激が多く、ご自身に合わない環境に身を置いているから。
色々な考え方を試してみると、劇的な変化が起こり得ます。
一度に全て取り入れるのは大変かもしれませんが、着実に1つずつ解決していきましょう。私自身、全て実践し、随分救われました。