HSP気質が影響して、なかなか仕事が続かない…。転職を繰り返してばかりいるし…。なんでこんなことに。繰り返すのは良くないよね…?
こんなお悩みを、HSP気質を持ち、生きづらさを抱えながらも、現在は快適に暮らす私が解決します。
- HSP気質を持つ人が「仕事が続かない」と感じる理由
- 同じ仕事を長く続けたいと思った時の対策
- 「仕事が続かない」場合の本質的な解決策
しょーきち
▶Twitter|@SHOKICHI_SUB
HSPの仕事問題。
一体、いつになったら楽しく仕事ができるんだろう…
って、私もずっと思っていました。
学生時代にもコロコロアルバイトを変えていたし、社会人になってからも同じ職場で3年以上働いたことはありません。
でも、HSPだと気づいて試行錯誤していたら、色々なことがわかってきたんです。
既にHSP気質を持っていることに気づいているあなたなら、これからできることはいくつもあります。
どうかご安心ください。
HSPで仕事が続かないのはある意味当然のこと
これは、大前提です。仕事が続かないのは、ある意味で当然。
なぜなら、HSPの気質を持つ人にとって働きやすい仕事が、あまり存在していないから。
やっぱり…。
とはいえ、「HSPの気質があるから絶対に出来ない仕事」というのは、ほとんどありません。
実際、色んな分野で、HSP気質を持った方が活躍していますよね。
ですが、
特別なスキルを持たない多くの人にとって、適職の候補自体がかなり限られている
これは事実なんですね。
それなのに、何度かの表面的な面接を経て働き始めて、すぐに適職に就けるはずもないんです。
詳しくはこちらの記事「【HSPの仕事革命】理想の働き方に合う適職と探し方まとめ」に譲りますが、この大前提は頭に入れておきましょう。
なので、仕事が続かないことに負い目を感じる必要は、全くありません。
当然の話なんです。
HSPで仕事が長続きしないけど「同じ仕事を長く続けたい」時の対策
そうは言っても、
生活もあるし、転職をするとなると周りからもいろいろ言われるから困るんだ…
という場合もあるかと思います。
私自身、そう思っていました…。
転職を繰り返さずに同じ仕事を長く続けるには、それ相応の対策をとる必要があります。
場合によっては、転職と同じくらいのダメージを受けるかもしれません。
その前提のうえ、とれる対策は、下記の3点が考えられます。
- 心身の健康を守る
- HSPであることを職場に伝えて理解を得る
- 自分にとって「嫌なこと・合わないこと」を避ける働き方に変える
詳しくみてみましょう。
同じ仕事を続けるための対策①:心身の健康を守る
まず第一に、これだけは絶対に守ってくださいね。
対策というより、前提です。
気持ちの面でも身体の面でも、一度崩れたらなかなか元通りにはいきません。
いくら同じ仕事を続けたいからといって、無理をし続けていたら、退職/転職をする前に体調を崩してしまいます。
そうしたら「生活があるから」「周りの人に認めてもらえないから」などとは到底言ってられません。
私自身、一番しんどい時期には
また月曜日がきた…。
もう一週間が終わった…。
休みの日なんてあって無いようなもんだな…。
もう息苦しいし体調も悪くなってきた…。
一日が長すぎる…耐えきれない…。
仕事って何のためにあるの…。
こんな調子で、生きている心地がしていませんでした。
どれだけ粘ったところで、健康を損ねたら意味はありません。
なにより、最後に頼れるのは自分だけなんです。
他の人は、たとえ家族であっても、助言をすることしかできません。
自分の限界は、自分で見極めるしかないんです。
絶対に、無理をしてはいけません。
同じ仕事を続けるための対策②:HSPであることを職場に伝えて理解を得る
とても気が重いと思いますが、「HSPである」ということを職場人に知ってもらって理解を得るという手がとても有効です。
これは例えば、性同一性障害やうつ病など、働く上で支障をきたす場合にしばしばされていますね。
でも、伝えることにどれほどの意味があるのかな…。
もちろん、HSPは病気ではありません。
HSPという理由だけでは、診断書も出ません。
でも、そういうタイプなのだということを知ることで、ガラっと対応が変わる人もいます。
ただ、中には全く配慮してもらえない場合もあるでしょうし、こちらが逆に気を遣ってしまって、
気を遣わせて悪いな…
と感じてしまう場面も出てくるかもしれません。
バランスが難しいところです。
同じ仕事を続けるための対策③:「嫌なこと・合わないこと」を避ける働き方に変える
まず想像してみて欲しいのですが、
日頃仕事をしていて、「これは本当に嫌だなあ」と最も思うことって、何ですか?
私の場合、1つだけ選べと言われたら、間髪入れずにこう答えます。
電話!
と…。
こちらは事務職に焦点をあてて書いていますが、色んな場合にあてはまります。ぜひ参考にしてみてくださいね。
嫌なこと・合わないこととしては、
- 他人からの目線
- フルタイム勤務
- 複雑で面倒な人間関係
等々…。色々あると思います。
そういった嫌なアレコレを、極限まで減らすことが出来たら。
何とか耐えられるような気も…しなくもないような。可能性はゼロでもないような。
難しそう…!
仕事上のことなので、関わる人をガラっと変えることは難しいかもしれません。
ですが、例えば、
- 「座席の配置を変えてもらう」
- 「合わない人と話す頻度を減らす」
- 「会社の制度を利用して在宅にする」
- 「部署異動してしまう」
など、多少なりとも出来ることがあるかも知れません。
もちろん、こうした交渉をすること自体が大きなストレスになるので、難しいことには違いないのですが…。
適切な転職を経て適職をみつけよう
転職を経て、適職を見つける。
これが一番の解決策です。
仕事が続かないのは、あなたに適した仕事=「天職」に巡り合えていないから。
もしかしたら、HSPであることを職場に伝えることで、劇的な解決が見込める可能性もあります。
今の職場で働き続けることも、頑張れば出来るのかもしれません。
でも、大抵はそうでもありません。
組織や他人を動かすのは、やっぱり難しいです。
会社に行くのが辛い、向いていないと感じる日が続くのであれば、その仕事の内容やスタイルは、根本的にあなたに向いていないんです。
そしてそれはもちろん、あなたに能力がないからでも、魅力がないからでもありません。
ただ単純に、相性が悪かった、というだけの話です。
なので、退職や転職を繰り返すこと自体も簡単ではないですし、しんどいとは重々承知の上で言います。
転職は、繰り返してナンボです。
合わないと感じたら、変えた方が良いです。
仕事をする時間は日常の大半を占めますし、この先何十年も働くのですから。
職場、働き方を変えてみることが、天職を見つける近道なんです。
仮にそれに反対する人がいたとして、あなたの人生に責任をとれるのはあなた自身だけですから…。
まとめ|仕事が続かない理由を把握したら、出来る事から取り組もう!
ここまでで、「仕事がどうにも長続きしない」「転職を繰り返すことに対する不安」についてみてきました。
ポイントは、大きく3つありましたね。
- HSPの適職は少なく、続かないのは当然のこと。
- 同じ仕事を長く続けたいのであれば、心身の健康を守ることを大前提として、やれることをやってみよう。
- 職場や働き方を変えてみることが、天職に出会う近道である。
「働く」とは、HSPにとって、なかなか一筋縄ではいかないテーマです。
私自身も非常に苦労してきているので、気持ちは痛いほどによく分かるつもりです…。
でも、諦めないでください。諦めなければ、きっとうまくいき始めますから。
あなたの仕事が好転しますように。
引き続き、応援しています。
他にも様々な観点から、HSPや働き方について記しています。まずは転職サイトやエージェントへの無料登録で、初めの第一歩を踏み出しましょう。今の仕事を客観的に見つめなおすきっかけにも。
▼天職探しの全体像を網羅しておきたい方はコチラも参照ください。
コメント一覧 (2件)
とても参考になりました。学童の仕事なのですが、コロナだから、子供に同じ子と長く遊んではいけないと、その言い方がとても厳しい若い支援員といつも組むことになっているので、先輩上司に報告して、違う方と組ませてもらう様に言ってみます。自分がHSPだと思ったことはなかったけれど、今、体調を崩して休んでしまってることを考えると、そのことが大きな要因だったかとおもいます。記事の内容がとても参考になりました。
柳原さま
コメントありがとうございます…!
参考になったとのこと、とても嬉しく感じます(^^♫
どんなタイプの人と一緒に仕事をするかって、良くも悪くも大きく影響を受けますからね…!
いま体調を崩されているとのこと。くれぐれも無理のないようにされてくださいね。
少しでも上手く進みますよう、影ながら応援しています。